昨年('04年)末、PBFD という病気を知り、急に気になりだしました。万が一、チョコが感染していたら・・・、と。そこで早速、この病気とオカメインコについて調べてみたのですが・・・。
オカメインコは人気が高く、セキセイと並ぶほどポピュラーな種なのに、日本語のサイトに限っていえば PBFD に関する情報がほとんど見つかりませんでした。唯一、新世界のオウム、特にオカメインコはかかりにくいらしい、という情報を見かけただけです。
もしやオカメは PBFD にかからないのでは?と思いつつもチョコのためになけなしの英語力を総動員して英語サイトを検索してみました。で、見つけた情報が.で、PBFD の統計データが載っていました。結論を述べてしまえば、「陽性だったオカメインコはいなかった」ということです。やっぱりオカメインコは大丈夫なのかもしれません。(とはいえ、感染したという情報が皆無なわけではないので、油断してはいけません。)
上述のページの中段あたりに統計データが載っているのですが、それを引用させていただいて、下に貧弱な私の英語力で必至に翻訳した文を載せておきます。
Figure 2 presents the 216 PBFD cases by species.
--図2は PBFD の 216 例を種類別に示している。
The psittacines are grouped by genera or groups of genera, depending upon the number of birds of various type (e.g., "cockatoos").
--オウム科はさまざまな鳥のタイプによって属または groups of genera に分けられる。 (*1) (例えば cockatoos (*2) )。
Cockatoos are most numerous, followed by African grey parrots, lovebirds and Eclectus parrots.
--バタン系オウムが最も多く、アフリカのグレーオウム、ラブバード、オオハナインコと続く。
The species that are not listed may say as much about the nature of PBFD as those birds with the disease.
--リストされていない種は病気のこれらの鳥と比べて同じぐらい多くの PBFD の性質を示すかもしれない (*3) 。
Aside from a few Amazon parrots, New World psittacine species were not diagnosed with PBFD during this time period.
--少数のアマゾンオウムは別として、新世界 (*4) のオウム科がこの期間に PBFD と診断されなかった。
Also, the most surprising omission was the cockatiel.
--同様に、最も驚くべき欠落はオカメインコだった。
There was one cockatiel that was suspect for PBFD by histopathology and immunoperoxidase staining; however, retesting by in situ hybridization was negative.
--一羽のオカメインコは組織病理学(histopathology)と免疫ペルオキシダーゼ染色(immunoperoxidase staining)で PBFD が疑われたが、インサイチュ ハイブリダイゼイション(in situ hybridization) (*5) による再テストで陰性だった。
それでも気になって仕方が無い私は、結局、年が明けてすぐに大枚はたいて血液検査を依頼しました。結果は PBFD を含む主要な感染症は全て陰性。よかったよかった。
もしこの記事を読んで不安に思う方がいらっしゃったら、ぜひ一度検査してみましょう。費用は高いですが、普通の家で暮らしている子は外界と接する機会が少ないから、何か兆候が無ければ一生に一度だけでもよい、とのことです。一生に一度で安心が買えるのですから。何よりも、感染しているかどうか分からない状態と言うのは人間も精神的に疲れます(笑)。
2007.06.09 に行われた「ブライアン・L・スピヤー 先生」の「ブライアン鳥セミナー(曽我動物病院主催)-大阪-」において、「オカメでPBFD陽性は出るか?」との質問に対し「ほとんど出ることはないが、ごく希に出る。旧世界の鳥としては珍しく、非常に感受性が低い。」との回答がありました。
以上のようにオカメインコは PBFD にかかりにくいようなのですが、まったくかからないわけではありません。コンパニオンバード No.10 (誠文堂新光社)に載っている記事「PBFDなんて怖くない!・・・って本当?」にはオカメインコのPBFD罹患例が載っています!あれっ?と思ったら迷わず病院へ!